2014年3月28日金曜日

第十一回 人生の岐路で落合さんの生き方を思った話

リクルートに入社してから
すぐに卒業後の自分の人生に直面した


自分が自分らしく好きで、楽しく生き生きとかつ社会に貢献できる仕事を行い生きて行くということのためにまずは自分のことについて考えました。
キーワードは「自己実現」です。

私が好きな人物の一人に
落合博満という野球人がいます。
最初の首位打者をとったその年から追っかけてますからかれこれ30年以上のファンです。

巨人戦しか中継のない田舎の片隅
で深夜のプロ野球ニュースを見るのが楽しみ。

ガンガンホームランを観客が全くいない川崎球場のライトスタンドに撃ち込む彼の姿は衝撃的でした。

現役時代は日本プロ野球史上唯一となる、三度の三冠王を達成、2004年から2011年まで中日ドラゴンズ監督として、すべての年でAクラス入りを果たし、4度のリーグ優勝、1度の日本一に輝いた名将です。

落合さんとお会いしたことはないのですが、ご自身の著書やテレビでのお話、そして30年以上追っかけたものの勝手な私見として、

落合さんにインタビュアーが
「好きなものを仕事にされて良かったですね」

って言うと彼は全く予想もしないリアクションをされると思います。

落合さん
「それは違うな。野球が好きだから仕事にしたのとは違う。
自分が一番好きな事がまずあって、
その一番好きな事を実現するために
一番自分がやりやすくって、
そして結果が出て、毎日やっても苦痛じゃ無くって、経済的にも一番合理的な仕事って考えた結果、それが野球だから仕事に選んだんだよ。
そして、その野球をもっと上手くするために毎日練習をし続けた。
そして結果も出した。
野球をすることで一番大事な自分が自分でいることが出来た。
それが野球が好きって見られることじゃない?」


なんともご本人が言いそうなひねくれたものの言い方ですが笑(褒め言葉)

実に言いそうです。

現役時代、あまりにライトスタンドにホームランを打った彼。インタビューの度にコースを聞かれると

「アウトコース」と一言。

びびったピッチャーがインコースを攻めるたびにこれを仕留めてまたライトスタンドへホームラン。実はアウトコースが苦手な彼は得意なインコースのボールをライトへ(引っ張って)ホームランしていた話。

監督時代は対戦相手の全ピッチャーをチャートに書き出して全試合のシュミレート。一試合一試合ごとに一喜一憂する事をしなかったという人。

常識ではこれから本番前の調整に入るキャンプ初日に実践をさせてふるい分けて行った話。

私が思うに落合さんが「一番好きな事」とは
・プロ野球は結果が求められる競技
・一番大事な結果を出すために何ができるか考え
・世の中で常識と言われていることを疑い
・結果を出すために非常にフラットに時には逆から考え
・考えた事を実践すること

これが一番好きな事じゃないかな、と思います。

つまりご本人の言葉にもありますが

「自分が自分でいること」


そして、それを一言でいうと

「自己実現」

という言葉になるんじゃないかなと思います。

スマートソーシャル 酒井



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