2014年3月15日土曜日

第六回 リクルート入社のために立てた戦略の話

どうしても
リクルートに入りたい、
人生を変えたいと思っていた私

その結果たどり着いた戦略は

「リクルートが求めている人間とは何か徹底的に分析する」

というものでした。

自己アピールの前に先方のニーズありき、という考え方です。

プロダクトアウトではなく
マーケットイン。


これ、意外と分かっていない学生さん、(大人の方も)多いかと思うのですが、

採用というのは、
売り手市場買い手市場とありますが

いくら売り手市場であったとしても
必要ない人間は、採らない。

構造からすると
企業が学生を選ぶのですから、
当然欲しい人物像は定まっていて
そのふるい分けをしていくものと
考えます。

難関大学が「求めるべき学生」を
「入試問題」で絞り込む形に似ていますね。

私は選んでもらうしかない立場だったから自然とその事に気づいてました。

(当時はとんでもないバブルで
学生さんたちを奪い合い、拘束旅行に連れて行くなんて当たり前って事
入社して始めて知りましたが。。)

ところで
企業って同業種でも個別にまったく性格違うと考えます。

商社希望とか、
銀行志望とか
IT系志望とか
業種で志望で丸ごとエントリー
で志望する、
個人的には全く違うと思います。

繰り返しになりますが、全部が違う会社。

官僚的だったり、自由闊達だったり、

違いって普通にあります。

小学校出たての丁稚さんが社長の家に寝泊まりし皆で家族のように商品を作った会社。

世の中に無い物を俺たちが創って
世界にうって出るぜって意気込んだエンジニアがおこした会社。

同じく大企業になった今
一見して違いはわかりませんが

求めるべき人物像、
評価の手法、
育成手法
コミュニケーションスタイル

なにから何まで

全く違う。


二人と同じ人間いないようにそれも個性。

いい、悪いという事ではなく、
志望する人間もそこを間違えると
採用される可能性の低い就職活動をしたり

最悪
入社してから自分の性格に合わずに苦しむことになる。
早期第二新卒の多くの原因はそこにあるのではないかと考えます。

もちろん
これは後々いろんな事を学んで
分かった事でした。

官僚的できっちりやらなければいけない伝統的な会社に天衣無縫な人物が入社。

自分カラーで破天荒な事をして
周りを巻き込む。

これって漫画としては痛快ですが、
リアルの会社で起こった場合、普通に事件です。

逆にベンチャーマインドがバリバリ求められる会社に官僚タイプの大手経験者が行くと仕事全くしない人
って風になってしまうんですね。

大手とベンチャーにおける
仕事の内容、質、評価のポイント
は全く違います。

話がそれましたが

私が就職活動にたてた大戦略
「リクルートが求めている人間とは何か徹底的に分析する」

を噛み砕くと

1・自分にあった会社を選ぶ
先輩から生の情報入手。
自分と合っている人が望ましい。

2・情報に基づき対策を講じる
人、風土、評価方法、志望理由・会社が求めていることを先回りし分析

3・プレゼンを個別に組立てる。
自分がどのように貢献できるかイメージし、プレゼンする。

となります。

これは営業と一緒ですね。


25年前の学生が考えることとしては
はなじらむくらいあざとい感じですが、そのくらいしないと
リクルートでは営業できないと考えました。

私はあくまでリクルートで営業をしたかったのです。

スマートソーシャル 酒井

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